■ ボタニカルジェルキャンドル
ボタニカルジェルキャンドルはコツがいる
透明なジェルキャンドルって涼しげでキレイですよね。
でも、ジェルキャンドルはとても気泡が入りやすいです。
そしてドライフラワーを入れると、なおさら気泡が入りやすくなります。
気泡が入ってないキャンドルは、まるで天然氷みたい。
透明感がたまらなくてずっと見ていたくなります。
そんな天然氷みたいなボタニカルジェルキャンドルの作り方を紹介します。
動画をご覧になっていかがですか?
けっこう透明感が出ていると思うのですが・・・
ジェルキャンドルを溶かします
1 まず最初にウルトラハードジェルを適当に小さくハサミなどで切ってIHヒーターで150度くらいまで温めます。
(5cm角のモールドなら約270グラムのジェルが必要です。)
急激に加熱するのではなく、弱い火力でゆっくり温め溶かしていきます。
2 150〜160度の温度を保ちながら、15分ほど溶かし続けます。
これでジェル自体の気泡が消えます。(このとき、あまりかき混ぜ過ぎないのがコツです。)
ドライフラワーを溶けたジェルの中へ・・・
1 キャンドルの中に入れるドライフラワーを溶けたジェルキャンドルの中に入れます。
2 ドライフラワーを入れると気泡が一気に出てきます。でもそのうちドライフラワーがジェルとなじんで、気泡が少しずつ消えていきます。
ドライフラワーをジェルから取り出す
鍋から取り出したドライフラワーたち・・・
水あめにくぐらせたような感じになってます。
そして準備したのが5cm角のシリコンモールドです。
モールドにジェルを注ぐ
1 溶けたジェルを更に加熱して170~190度くらいまで温度を上げます。とても高温になりますので火傷に注意です。
250度くらいまで上げてしまうと発火しますので、絶対に目を離さず温度には気をつけてください!
2 モールドをヒートガンやエンボスヒーターで温めておきます。
(これが意外と大事です!これをやらないと温度差で気泡が発生することがあります。)
3 モールドに溶けたジェルを1cmくらいゆっくりと静かに注ぎます。画像は注ぎ終わった状態のものです。気泡も無くキレイです。
ドライフラワーを入れる
1 最初に注いだジェルが固まる前にドライフラワーを入れていきます。中央部分は芯を通すのでなるべく外側にドライフラワーを配置していきます。
2 大きいドライフラワーを中央部分に配置してしまったりすると、火を灯している時にドライフラワーに火が燃え移ったりして危険なので、なるべく小さめのドライフラワーを外側に配置するようにします。
3 ドライフラワーを入れると気泡が発生してしまいますが、後ほど気泡消しをしますので大丈夫です。
ジェルキャンドルの気泡消し
1 ジェルでなじまたドライフラワーでも、ジェルに入れると気泡がどうしても出てきます。
そうしたら、ヒートガンかエンボスヒーターでジェルの表面を温めて気泡を消す作業をします。
2 ジェルを注ぐ ▶︎ ドライフラワーを配置する ▶︎ ヒーターで温めて気泡を飛ばす ▶︎ またジェルを注ぐ。これを数回繰り返します。
ちなみにですが、動画で使用しているのは『KIYOHARA製のエンボスヒーター』です。
ヒートガンだと風量が強過ぎたり、価格が高いものが多いのでこれくらいのがちょうど良いと思って購入しました。
とても使いやすくて重宝してます!
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あとは固まるのを待つだけ・・・
1 3時間くらい放置したら熱も冷めてジェルも固まってますので、シリコンモールドから外してみてください。
2 なんとなくキャンドルの表面が曇っている感じがすると思います。
そうしたら、エンボスヒーターで120度くらいの温度で、キャンドルの表面に熱風をかけるとツヤが出てきます。それか、ライターの火で炙ってみるのも良いですよ!
3 最後にキャンドルの真ん中を竹串で貫通させて、そこにロウでコーティングした座金付きの芯を通せば出来上がりです!